SEIKO CREDOR Pacifique Chronograph GCBK991 – 2003, Black Dial, Cal. 6S77
セイコー クレドール パシフィーク GCBK991 2003年製 ブラックダイヤル 自動巻クロノグラフ
■ 商品説明
太平洋の波を思わせる美しい文字盤と、優雅な曲線を描くケースデザイン。セイコーの高級時計ブランド「クレドール」が手掛けた「パシフィーク GCBK991」は、日本の精密時計技術と、スポーツウォッチの躍動感を融合させた機械式クロノグラフです。本品は、シリアル番号から2003年7月頃に製造されたと推定される個体です。
1974年に誕生したクレドールは、フランス語で「黄金の頂き」を意味する「CRÊTE D’OR」に由来し、日本ならではの美意識と高度な時計製造技術を追求してきました。
そのクレドールが1993年に発表したのが、フランス語で「太平洋」を意味する「パシフィーク」です。高い防水性能とスポーティーな機能性を備えながら、エレガントな高級時計としての佇まいも大切にしたシリーズとして誕生しました。
1999年には、パシフィークのスケルトン・パワーリザーブ・クロノグラフが世界的な時計見本市バーゼルフェアに登場し、クレドールの国際的なデビューを飾りました。パシフィークは、ブランドの優れたデザインと機械式時計技術を世界に伝える役割も担ったシリーズです。
本モデルに搭載される「Cal.6S77」にも、セイコーの時計製造史における重要な背景があります。1970年代後半から長らく製造が途絶えていたセイコーの機械式クロノグラフは、1998年に登場した6S系ムーブメントによって復活を遂げました。1999年に登場したCal.6S77は、その流れを受け継ぐ自動巻きクロノグラフで、伝統的なコラムホイール機構を採用。毎時28,800振動、40石、約50時間のパワーリザーブを備え、クロノグラフ、日付表示、パワーリザーブ表示など、多彩な機能を一つの機械に収めています。
外装にも、パシフィークならではの個性が表れています。ブラックダイヤルの中央には海のうねりを連想させる波模様が施され、クラシカルなローマンインデックスと複数の計器表示が、独特の表情を生み出しています。角に柔らかな丸みを持たせたステンレススチール製ケースも印象的で、一般的な丸型クロノグラフとは異なる、彫刻的な造形を楽しめます。
裏蓋に刻まれた帆船のモチーフも、パシフィークの世界観を象徴する意匠のひとつ。海をテーマとしたデザインが、文字盤から外装の細部にまで息づいています。
2000年代初頭のクレドールが持っていた、エレガンスと機械式時計への挑戦。その両方を感じさせるGCBK991は、現在のモデルとはまた異なる時代ならではの魅力を備えています。日本製機械式クロノグラフの歴史を楽しみながら、日常の装いにも取り入れたい一本です。
■ コンディション
ケースおよび裏蓋は、全体として美品といえる良好なコンディションを保っています。
ベルトは社外品を装着していますが、Dバックルにはクレドール純正品が使用されています。
■ 付属品
なし(時計本体のみ)
■ 店舗案内文
文京区千駄木の店舗「ときばかり」にて、実際に商品をご確認いただけます。
ヴィンテージウォッチは、写真だけでは伝わりにくい文字盤の質感、ケースの雰囲気、風防の状態、腕に乗せた際のサイズ感なども大切な要素です。
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