OMEGA Speedmaster Professional 4th SP145.012-67 – Circa 1968, Cal.321, Brown-Toning Dial, 1039/516 Bracelet
日本語タイトル
オメガ スピードマスター プロフェッショナル 4th SP145.012-67 1968年頃 Cal.321 ブラウンチェンジ文字盤 1039/516キャタピラブレス
■ 商品説明
ブラックからブラウンへと、少しずつ色彩を変え始めたヴィンテージダイヤル。半世紀以上の時を経て飴色に変化したトリチウム夜光とともに、長い年月を重ねた時計ならではの深い表情を見せる、オメガ「スピードマスター プロフェッショナル Ref.SP145.012-67」。本品はムーブメント番号から1968年頃の製造と推定される、第4世代スピードマスターの後期モデルです。
1957年にモータースポーツ用クロノグラフとして誕生したスピードマスターは、1965年にNASAの有人宇宙飛行任務用時計として正式に認定され、1969年のアポロ11号による人類初の月面着陸を通じて、その名を時計史に刻みました。
今回の145.012は、まさに宇宙開発の黄金期に生まれたリファレンスです。同じリファレンスはアポロ11号の司令船パイロット、マイケル・コリンズや、アポロ14号の船長アラン・シェパードが使用したことでも知られています。月面着陸の歴史と直接結びつく世代のスピードマスターであり、時計としての完成度だけでなく、その背景にも大きな魅力があります。
搭載されるのは、オメガの手巻きクロノグラフを象徴する名機「Cal.321」。コラムホイールと水平クラッチを採用し、毎時18,000振動、17石、約44時間のパワーリザーブを備えています。1957年の初代スピードマスターから受け継がれたこのムーブメントは、1968年に後継のCal.861へ移行することとなり、Ref.145.012は初代Cal.321を搭載する最後のスピードマスターのリファレンスとなりました。
外装には、左右非対称の42mmステンレススチールケースを採用。ねじれたような曲線を描くツイストラグと、クロノグラフの操作系を保護するケース形状は、第4世代を象徴するデザインです。また、Ref.145.012ではクロノグラフのプッシャー構造も改良され、ケース型番に含まれる「SP」は特別仕様のプッシャーを意味する「Special Poussoirs」に由来しています。
本品で特に注目したいのが、文字盤に現れ始めたブラウンへのカラーチェンジです。ブラックを基調とするステップダイヤルは全体的に良好な状態を保ち、一部には温かみのある褐色の色調が見られます。ヴィンテージ時計の世界では、ブラックダイヤルが褐色へと経年変化したものが「トロピカルダイヤル」と呼ばれ、コレクターからも注目されています。今回の個体も、そのブラウンチェンジの兆候を感じさせる、奥行きのある表情が魅力です。
文字盤6時位置には「T SWISS MADE T」の表記があり、インデックスに使用されたトリチウム夜光も飴色へと経年変化しています。落ち着いたブラックとブラウンの色調に、トリチウムの温かみのある色合いが重なり、1960年代のスピードマスターならではの雰囲気を生み出しています。
さらに本品には、1968年製のオメガRef.1039、通称「キャタピラブレス」が装着されており、フラッシュフィットにはRef.516が組み合わされています。薄く平たいフラットリンクと、一部に伸縮機構を備える独特の構造は、当時のオメガならではのもの。Ref.1039とRef.516は1960年代のスピードマスターに見られる組み合わせで、現代のブレスレットとは異なる軽快なつくりが、ヴィンテージらしいシルエットをいっそう引き立てています。
初代Cal.321の最終世代にあたる第4世代モデル、1968年製のRef.1039キャタピラブレスとRef.516フラッシュフィット、そしてブラウンへと色彩を変え始めたステップダイヤル。宇宙開発の歴史と機械式クロノグラフの魅力、半世紀以上の経年によって生まれた独自の表情が重なり合う、味わい深いスピードマスターです。
現在は、ムーブメントが861に変更されていたり、裏フタが交換されていたりするものが多い中、ケース、文字盤、針、ブレスと当時のオリジナルがしっかり揃い、雰囲気良くブラウンチェンジし始めの貴重な一品となります。
■ コンディション
文字盤は全体的に良好なコンディションを保っており、ブラックの一部にブラウンへのカラーチェンジが見られます。インデックスのトリチウム夜光にも飴色の経年変化が見られ、ヴィンテージらしい表情を感じられます。
ベゼルには経年や使用に伴うキズ、擦れがあり、「TACHYMÈTRE」表記付近やタキメーター目盛りの複数箇所に、目立つ塗装の剥がれや欠けが見られます。 一部では黒い塗装が失われ、下地が露出している箇所もあります。
ケースには過去に仕上げが施されていますが、ラグをはじめとするケースエッジは現在も残っています。なお、ケース裏側の2時方向には腐食が見られます。 外装の状態をご確認いただくうえで、ご留意いただきたい箇所です。
1966年製のRef.1039キャタピラブレスには、使用に伴う擦れや小キズ、軽度のヨレが見られます。バックルにも経年に伴う擦れやキズがあります。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | OMEGA/オメガ |
| モデル | スピードマスター プロフェッショナル 第4世代(4th) |
| リファレンス | SP145.012-67 |
| 製造年代 | 1968年頃 |
| ケース径 | 約42mm(リューズ除く) |
| ケース素材 | ステンレススチール |
| ケース形状 | 左右非対称ケース/ツイストラグ |
| 風防 | プラスチック風防(同型標準仕様) |
| 文字盤 | ブラック・ステップダイヤル/一部ブラウンチェンジ |
| 夜光 | トリチウム(T SWISS MADE T表記) |
| ベゼル | ブラック・タキメーターベゼル |
| ムーブメント | 機械式手巻きクロノグラフ |
| キャリバー | OMEGA Cal.321 |
| クロノグラフ機構 | コラムホイール式/水平クラッチ |
| 振動数 | 18,000振動/時 |
| 石数 | 17石 |
| パワーリザーブ | 約44時間(当時の仕様参考値) |
| 機能 | クロノグラフ/30分積算計/12時間積算計/スモールセコンド |
| ラグ幅 | 20mm(同型仕様) |
| ブレスレット | OMEGA Ref.1039 キャタピラブレス/フラットリンク |
| ブレスレット製造年 | 1968年 |
| フラッシュフィット | 516 |
■ 店舗案内文
文京区千駄木の店舗「ときばかり」にて、実際に商品をご確認いただけます。
ヴィンテージウォッチは、写真だけでは伝わりにくい文字盤の質感、ケースの雰囲気、風防の状態、腕に乗せた際のサイズ感なども大切な要素です。
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